アダルトチルドレンのあなたへ生き辛さから脱出する為の提案心理療法ってどういうもの?

アダルトチルドレンとはどういうものか

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アダルトチルドレン を、わたしが定義するとしたら、こうだと思う。

 

わたしの気持ち、を感じられない人

更に言えば

わたし、を、見失ってしまった人

あまりに失い度が高くて自分本来自体が空っぽになった状態というのでしょうか。

 

そんな人に

気持ちに正直に

とか

感じてみて

と言ったところで無理な話。
それが分かっているなら苦労も迷いもしないじゃないですか。

 

なぜなら回路が途絶えてしまっているから、です。神経の回路、脳の成長の隔たり、などで。自分の本心がわかるはずが、ないのです。残念ながら。

 

わたしがセッション、

そして単発でないセッションを定期しているのはこの為です。

神経経路を作り成長させるには時間が必要です。

またセッション中にわたしが言語的な指示をしないのもこの為。言語に左右されたら意味がないからです。いや言語に惑わされない為と言うか。セラピストも人間ですから言語だけでしていたら本当の傾聴は出来ないと思います。

傾聴とは、クライエントの身になること、です。全てを受け入れると言うことです。それはあなたの欠点も長所も全て包括したあなたとはそう言う人ね、今のあなたはそう言う状態なのね、とセラピストがなった状態が共鳴状態、即ち真の傾聴です。

ただ表面的に、テクニック的にうんうんと聞いてくれている状態ではありません。

その状況になった他者が、あなたを認めてくれた、と言う体験が無意識の領域の扉を開いていきます。

そう、あなたが、あなた自身を閉じ込めてしまった場所へ、です。

そこであなたはあなたのカケラと再び出逢い、本当の声を聴く。すると新しい神経回路が、本来なら幼児期からの成長過程にて人間関係を通じて育てるものが芽生え始めます。それを成長させるのがセッションの合間にしてもらう課題となります。

 

あなたがあなた自身に逢い、声を、聴く。

わたし達セラピストはそれをあなたの身になり体験していく。これが池見先生が提唱するフォーカシング(心理療法の手法)における追体験です。追体験(クライエントに共鳴)するのはわたし達セラピストであり、クライエントさんは再発見、と言う方が相応しい。

 

なんだかクライエント自身が声を聴くことを追体験する、と間違いを言って全くフォーカシングを分かってないカウンセラーを多数みかけたので。それは再体験、と言うべきでしょうね。クライエント自身が行うのならば。

 

それはさておき、アダルトチルドレンとは心の迷子です。

ロストチルドレン、心を失ってしまった、人。

あなたの心、それは取り戻すべきものだとわたしは思いますよ。

※ただしアダルトチルドレンとはアメリカのセラピストたちが臨床の現場からそうした傾向の人たちがいるのではないか、とボトムアップされた名称で、精神科医は診断基準を作っておりません。
ですが、わたしが一文にて改めて定義するとしたら”育成、発達段階において機能不全家族(=保護者)の元で育ち、そこの環境にて生き延びる為に適応した結果、脳や神経のバランスが崩れ、ある部分では過敏に、ある分では鈍化する、と言った状態のままの為、他の環境に適応しずらく生きづらくなってしまった人”という状態であると考えております。

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