台風19号、及び災害から学ぶ 効率化の功罪

台風19号、多数の被害が現在進行形ですね。やはり自然の力は大きい…。

想定していなかった地区のクライアントの方が逆に現在進行中の被害の中にあったりして対応含めバタバタしておりました。

台風により多量に山に含んだ水は、
まだ流れてくる可能性があります。
災害は進行中です。
注意は怠らぬようにされてください。

何か支援したい、そう思われたなら、
まずご自身の安全を。
自分の安全を確保しなくては誰も助けられないのだから。


また災害のトラウマを感じる方は安全や生活が確保されたらフラッシュバックを一人で耐えることはせずにカウンセラーや心理セラピストの門を叩いて頂けたら、と思います。
災害や交通事故など急に奪われる喪失体験は過酷なものです。(失う、とは安全や日常を含みます)が時間の経過と共に深く潜在意識に沈む前に、昇華する方が後々の精神的な平常心への回復がスムーズにいくからです。


※ ※ ※

さて、こうした災害があると
思わずにはいられないのがインフラの一本化の弱さ、です。

さっくり言えば効率化、ということ。
または技術に頼り過ぎ過信し過ぎ、かもしれませんね…。


確かにオール電化は想定外なことがない場合はスマートに、効率的に、かつ経済的で、一見、完璧な統制のとれた工場のようなものかと思われます。
家計管理にしても一つのデータをチェックすれば全てが管理できるため時間や手間も省けそうです。

が、しかしこのような事態になればあっという間に太刀打ちがいかなくなる。
その前は指一本でボタンを押せば出来ていたことが、逆になにもかも出来なくなる。

分散型ネットワーク、
スマートグリット
地産地消型、および複数型、

これらを複数組み合わせていくことが
災害に強いインフラ整備となるのは間違いないと思います。

今や世界中、想定外な環境の変化がある時代なのだから、自然災害前提の街づくり、家作りが賢いやり方だと言えないでしょうか。

そもそも昔の家、街づくりは、そうしてきたのだから。最近の経済優先型の都市作りが地形や風土を無視した家作り、街づくりにしてきただけのこと。

ですから今後は、
温故知新+今のテクノロジー、
を提案したいですね。

上記で言えば、スマートグリットがAIを駆使した配給管理の部分で、分散型ネットワークと地産地消が温故知新、です。


では昔ながらの東南アジアに見られる家とはどんな家か。
それは川は氾濫するのだ、という前提で作られています。

一階部分は家畜と近所の人の語らいの場で、生活は二階部分で構成され、
一階部分に壁はなく柱だけです。
雨季になり川が増水しそうなら一階の家具や家畜は二階に避難させてしまいます。
だから水が来ても引くまで二階でのんびり待つ、という対応。

実はこれらの知恵は、昔の子育てや家族維持の知恵にも言えることなんです。


今、虐待が増えているように感じますが、
虐待は昔からあったのだと思います。

が、昔は平均寿命が短く、兄弟が多く、
家族の役割が全う出来ずに逝く人は多かった。
だから家族を営む工夫として、江戸時代には一人の子に約束親(※実の親が亡くなった場合は、赤の他人がその子の親代わりになるのを事前に約束している)長屋の大家、お茶の先生(母娘として契りを結ぶ)、武道の師範、近所の人、叔父叔母、番頭さん、小僧さん制度と、実の親以外、様々な大人が親代わりとして受け手になれるセイフティネットが沢山あった、開かれた家族だったわけです。

つまり、親代わりになろう候補が複数いた。実の親が素晴らしいこと、それは理想かもしれませんが、あれがだめならこれ、と多数の選択肢があった。

だから実の親がいい加減であったり、子育てが下手な人でも肩代わりしてくれる人がおり、それで救われてきた子どももいた。これは虐待を緩和してきた効果があったのではないでしょうか。

また夫婦の揉め事も、実の父母が駄目ならご隠居さん、仲人、その町内のまとめ役、と家族の枠を越えて相談者制度がきっちりありました。

今は平均寿命が長くなり、家電が揃い、夫婦と子どものみの効率化された家族構成でも運営が可能となりました。
しかし問題が起こった時、核家族は閉ざされた密室となり、夫婦も子どもも何かあった時に逃げ場がありません。
つまり電力を失ったオール電化のような状態です。切断されたら、他がない。


合理化、効率化、は大切。

しかし一見無駄、今はいらない物、全てを排除してしまうこと、それは逆に柔軟性と開放性を失ったことにもなる、と。

それを災害は教えてくれる、
また我々はそういうことをこうしたもの、自然から学んでいく必要性があるのではないでしょうか。

※  ※  ※

声がけをし合い、
励まし助け合いをしていきましょう。
今、物理的に、精神的に孤立されている方々が誰かと一刻も早く繋がれますよう。

そして困難な目にあっている方々に今後、
それ以上に大きな幸が、
どうかもたらされますように。
 
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