セッションの回数は例えば3回、6回、とセラピスト側もクールとしての区切りをつけていかないとわかりにくい、というのがあるのでしてはいます。
が、わたしは自分が受けた際に、でも今後何かあった時、頼れる場所があれば安心なんだよなあ、と欲しかったこと、そして一部のクライアントさんには必要だな、と感じたことからその後のセッションを自己回帰も心理セラピーも設けるようにしました。
それは終わった直後はなんだか怖かったりもしますから、その時、ああ、困ったら相談もできるね、という安心感を持って欲しいから、という意味合いも実は結構大きいです。なんだろうな、子ども時代が終わって実家を出て独り立ちする時、
お母さんからいつでも戻ってらっしゃい、そう送りだされるような。
戻れる場所があるから、後ろを向かないで生きていける、というような。
もちろん、実践の場、というあなた自身の日常に戻った時、
更に転職であったり、結婚、という大きな課題、新しい課題が出た時に、
共に立ち会っていく、または、伴奏してほしい、そうしたこともあります。
どちらでも構わない。
うまく自分なりに利用してもらえたらな、と思います。
またその人がしやすい伴奏のサービスを独自に依頼してくる方もいますし、
出来うるならそれに対応したいと思っています。
それにわたし自身の夢もあり、それが実現出来たなら、もう少し取り入れやすいグレーゾーンの形態も考えうるのですが、それには時間がかかりそうで申し訳ないなあ、と思っています。
が、しかしね、時間は必要ですよ。
心理療法とは人が精神的に成長すること、です。
それに即効性はないです。断言してもいい。
セッション期間を短くすること、(三か月内に1クール終わらせること)は
可能ですが、その後の働きというもの、余波などを総括して、ということ。
本物の醤油は三年寝かせて、熟成発酵をして本来の味が出るものです。
化学薬品によって時間を短縮したもの、それはそれなりの味しか出せないし、
他の自然環境に負荷が出る。周りに良い影響を与え、本物の成長をする、
その為にはそれぞれがそれぞれ本来の固有時間と適切な働きかけ、そして環境づくりが
必須なのだから。
人も自然の一部です。
ですから勿論、同じ法則(あえて書きますが、これには法則がある)
の下、それは適用されるのです。
だから成長する速度はあるし、速いから優秀でも
遅いから良いでもない、それぞれのテンポとやり方がある。
あなただけのやり方なのだから、わたしはこんなに、とか
私は遅い、とか他者と比べないでください。
あくまで見ていいのは、過去のあなた自身だけです。
こちらとしても、セッション終了後、
わたしとのセッションをするより、似た性質の仲間と寄り添い合う方が
ちょっとたまに怠けそうだけどその二人にとっていいのかな、と
思えばそちら同士を繋げますし、時折迷ったら自分のタイミングでまた、
とした方がその人によいならそう呼びかけます。
その時折、で来てもらって良いわけで。
あなたがよりよく成長するやり方に正解も不正解もありません。
あなたが花開くよう、生きれたらいいじゃないですか。
それはまた自己成長はここでいいのだ、とそこで維持にとどまるのも、
またその人の選択だろうし。
だからもしセッションで、たった数回で、とか、
この三か月で、などクライアントさんを一律に効果が出せる!
そう宣伝してるコーチやらカウンセラーがいたら、わたしは受けないですね。
そんなやり方は、クライアント中心ではなく、コーチ中心なんですから。
コーチがこうなって欲しい、というやり方じゃなければ、
そんな一律に同じような期間、回数でどうして結果が出せるのでしょう。
ですからそうしたコーチカウンセラーは文章を全体で眺めてると、先生にあたる人、その人自身、そしてクライアントさん、見事に同じ雰囲気を発してる。
つまりは劣化した自分自身を量産してる訳です。
これが自己啓発やらカウンセラーやらスピリチャルであろうが、
受けた方もカウンセラー側も似たような文章とオリジナルと言いながら
似たり寄ったりのサービス、文章になるカラクリです。
冒頭に戻りますが、
受ける側もやる側も目安は必要なので、基本のワンクールの回数はメニューとして書いてあります。
メニューってそういうものだ、と解釈してもらえたら
ありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。