感想、その後のクライアントさん

恋愛には、その人の人生観(または生きづらさに至る思考パターン等)が色濃く出ます

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ずーっと独りでつっぱねて、
強がって、生きてきたあなたが素直に心を開いたら、
好きな人があなたに心を開いてくれたね

時間がない
お互い遅くまで仕事してるから
それにいくら私がちゃんと言っても
スルーされる、素っ気ない
って言ってたけど。

勇気を出して(わたしがハッパかけて)
やっとこさ、あなたが素になり
正しい行動したらさ、向こうが両手を広げて迎えてくれたじゃない。
と言うか、あなたがそうなるのを待っていた、と言うのが正解。

正しい行動って言うのは、
”良い”、”悪い”とジャッジすることではなく、
流れが自然である、あるべき姿、つまりは
ありのままの行動ということだ。

今までの、
わたしは大丈夫、
あなたは大変な人、
わたしが救う人、
あなたは弱い人、

そして自分は強い、出来る、のだ、
と不自然に強がる、実力以上の有能さをアピールする
的な独りで生きてる、強がるポーズを
とならざるを得ない生き方をしてきたからね。

それを、”やめる”こと、が、正しい行動。
それを脱ぐこと、は勇気が一番いる。
それをやめること、それこそが”ありのまま”
じゃないのかね。

しかしエセ的な自己啓発やカウンセラーは言うね。
そうは言わない。
より不自然な方に向かわせる。
行動や、考えは自然な方に修正しなきゃだめよ。
だって、その行動や思考のやり方、が
あなたを生きづらくしてきたのではないのか。

親との葛藤やらより、その思考パターンの脱却、
というか、その思考パターンをもたらす
自分の弱さとの対峙すること、そここそ一番関門になると
いつも思う。そここそ自分と対峙すること、なんだけど。

心理セラピーは親御さんとの課題までだが、
自己回帰はその自分との対峙まで行く。
親御さんとの葛藤は涙や感動になる人もいるけれど、
けれど、自分の弱さ狡さと向き合う時、人は無言になる。
受け入れるのがとても難しいからだ。
しかし受け入れないと、本当の他者とのつながりは
難しいと言わざる得ない。

だからと言ってさ、
親御さんとの葛藤もね、
誰しもどんなに大人になろうが身体の中に抱き続けている。
その葛藤に気付いたか、また、それの大小がその葛藤との付き合い方を変えるよね。気づき解消したいと願うのか。
そのまま気づかぬよう自分もそれも殺して生きていくのか。

ただ大きい程、記憶がなくても、それを身体に保持する為に人はエネルギーを使い続けざるえない。
だから疲れる。
鬱状態だと何もしなくても疲れているのは、過去が強くてそれを保持することにエネルギーを使っているから。

それを解放しないと疲れちゃうというか、
今を生きてないというか。
過去に生きてるんだよね。
だって過去の方が今よりあなたにとって、
現実感があるから。

だから繰り返す、人を変え、場所を変え、それでも。

過去の親御さんとかとの想いはそれは癒すなら
必須、基礎学力、大学の教養課程、と言えるでしょう。
そして、それから、自分自身と向き合うステージになる。
この自己回帰の部分は専門課程です。

だから自分のやりたいこと、本当の望み、という段階に至る。
で、ここはやはり専門課程。難しくなります。
自分をありのままに見る、とは本当に勇気が必要なんですよ。
親御さんとか他人との関係なら、他人のせいに出来る部分はあるけど、自分のことはまるっと自分自身の責任だからね。
責任量の違いというか。一人というか。
そしてありのままを見せるなら、その前にありのままの
等身大の自分を自分が見つめなきゃいけない。
それが専門課程、です。

でも対峙する価値があると思う。
その結果得られる幸せは深いから。

クライエントさんの例で言い表せば、
そして今、逢って素敵なデートが出来ている。
今まで見せてくれなかったプライベートな一面を向こうから見せてくれている。
それだけじゃない。
相手があなたをよく見て、あなたを感じて、あなたの為だけに、あなたにとり今、必要な物を自分の労力を使い作ってくれる。

ストレートに言いましょうか。
それは愛以外の何ものでもありません。
好きだ、愛してる、
そんな言葉より、本質的な愛だよ。
本当の愛を感じる為には、自分と向きあう必要があるから、だ。

形は一般的なデートじゃないかもしれないけど、
形式なんか
どんなものでもいいんじゃない?

今、可能なこと、出来ること、
それがいつも最善でしょう。 
と言うか中身が肝心じゃない?
質が一番大切。

お金より思いやりと愛しみを使う方が、
わたしには価値があると思うが、どうか。
幸せである、とはそうなんじゃないの?

さてやっとタイトルに。

結婚生活、夫婦関係や恋愛に悩んでいる人は心理療法を受けて欲しいと思います。
人間関係でもやはり恋愛にはその人の生きづらさが一番ダイレクトに出るから。
それは恋愛は人間関係上、もっとも心も身体も接近するから、
より本当は寂しいって気持ちがある自分、
弱いところがある自分、
出来ない自分、
嫉妬する自分、
が出やすくなる。

友人関係もそう。
顔見知り→同僚→同期
→仲の良い同期→友人→親友

どんどん距離が近くなればなるだけ、
いろんな感情が噴出しやすくなる。
信頼が深い分、裏切りに厳しくなる。
愛と憎しみは両表だから。

そしてね、
もちろん、付き合ってること、の悩みだけじゃなくてね、
なかなか付き合えない、出会いがない、も同じことだよ。
そこに至れない壁か溝があるんだからさ。
離婚再婚を繰り返す人と、ずーっと付き合う人がいない人、は、対極にあるから現象は違えど似たような傷があるわけで。

離婚を考えてる人は
離婚する前に受けて欲しい。
結婚する人は結婚前に。
(繰り返しの地獄のループになる前に。
寂しいから結婚したら、もっと寂しくなるから…)

自分がそちらに惹かれてしまう、
または、断れないことの要因は
あなたの中、にあるのだから。

例え再婚しても本質は、
似た人とくっついてしまって
解決にはならないから。

あなたの中にどんな不安、悲しみ、
怒り、悔しさ、慟哭、…情動があり、
それをあなたはどう理性で認識してるんだろうね。

それはね、どんなに辛くても、
あなたがあなたを知る為に見なきゃいけないね。知らなきゃいけないね。

人はさ、時に過去にあった家族や恋人や友達との想いを蘇らせるより、自分自身の半身を見ることを恐れるけれど、
でも、自分自身を知らなければ
本当の他者理解は出来ない、
つまりは
他人を愛することは出来ないのだから。

そこは逃げたらいかんのだ。
それこそがセッションの真髄でしょう。
が、逃げる人はそこは見たくなくて変なセッションに引っかかって逃げ続けるね。

さてさて、
あなたはどうしようか。

わたしはクライアントさん見てると
勇気を出すのも良いのではないか、と思うよ。

だって愛される体験、
愛する体験、
満たされる体験って、
せっかくこの地球に生まれたからこそ、
して欲しいなあ、と思うから。

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