新年度が始まりました。
電車が一気に混みだしましたね。これがしばらくすると減るのは何故なのでしょう…
さて、そんな新しいスタートを切った方、そんな新人さんを迎えた方々、新しい環境はいかがでしょうか。
・悪口、愚痴をぐちぐち言ってきて、自分はそんなこと思ってないのに、という場合
近寄らないことが一番ですが、会社の先輩である、同僚の愚痴などというパワーバランス的に逆らえないにっちもさっちもいかない、今この輪から外れたら人間関係がごちゃつく、などの逃げにくいシチュエーションなど様々なことがあるものです。
常々わたしは心の扉を開ける方が幸せだ、と申しておりますが、この時のように心を扉をきっちり閉めるという対応をしなくてはならない場合も社会のなかでは往々にして起こるものです。
仕事の話の時はフルスロットで耳をダンボにしますが、愚痴に変わった瞬間、身も心も能面と化すのがその悪口や愚痴から逃げる方法です。
「実のところこの会社のここがさー」
「(能面)・・・」
「あの人がこまるんだよねー」
「…(能面)」
無言能面を繰り返ししていくと相手は無言になってくる筈です。
そこまで、耐える。
能面が無理ならアルカニックスマイルでもいいです。
とにかく無反応を貫くことが肝心です。
負けてはいけません、持久戦だ、と思って耐えましょう。
キーワードは無反応、です。
なんらかの反応を示してしまったら、あなたがその意見に”同意”または“異議”のどちらの意見が
相手方に、それがあなたの考えはそうなんだ、と認識されてしまうから、です。
気の合う同僚と本当にむかつく上司や同僚の困ったことを愚痴っているのならいいですが
”わたしはそんなこと思ってないのじゃ~、あなたとは違うのだ~”という場合はありませんか?
身体はここにあっても、心のシャッターは閉ざしてください。
悪口は聞くだけでもこちらも疲れてしまいます。
・会議や教室などで他人にはどうでもい自分個人的な話を
永遠にしてしまうタイプの人がいる場合
パターンA
この場合、上司や何かしらのパワーバランスに取り込まれた関係で、今後とも付き合いがある場合は、微反応で対応することが望ましいでしょう。面倒だな、と思うかもしれませんが、悪口や愚痴と違ってこちらの心に痛手は産みません。単なる時間泥棒なので心を飛ばしてしまってほーへーふーんと軽い相槌を。
あまりにも長い場合など、見えないところで体のツボを押してみたり呼吸法を練習したりして有意義な時間にしてしまいましょう。
パターンB
利害関係があまりなく、単に困ったちゃん、の場合。
一つだけです。
きっぱりすっぱり「それ個人的な話なので、申し訳ないですが後ほど個別でされてください」と言いましょう。あなたの判断が的外れでないとしたら会合後、みんなからよく言ってくれた、と賛同されることになると思います。
書いたセリフは断言スタイルですが丁寧に柔らかく言いたい場合は依頼型「~してもらえませんか?」もあります。しかし大抵困ったちゃんは空気を読まずに自分の欲望を押し通してくる傾向に。
依頼型では御しきれなさそうな威力を感じたらあえて断定型でこちらも強気におしきりましょう。
相手よりも強い力を出さないといけないのでそこは相手を見て言葉を選んでいくことです。
ただし、社会には様々な人がいます。
そして人は皆いつも同じとは限りません。
愚痴を言っている人、悪口を言いたい人、それは明日はあなたかもしれないし、昨日の親しい人かもしれません。誰もが体調が悪ければ言いたくもなり、疲れていたら不機嫌に、理不尽なことをされたらどうしても言わなくては耐えれないのかも、しれない。
そして昨日のその人は、好い人だったかもしれません。
いやいや結構長時間そういう人、なのかも、しれない。
しかし人は色々な面を、そしてその時々の顔、もあるものです。
家庭に帰ったら、仲間と会ったら、一人になったら、趣味の前では、違う顔を持っているかもしれません。そして明後日のあの人はとても明るい人、かもしれないのです。
そしてそれは、あの人、だけでなく、あなたも、です。
人はいろんな顔、いろんなシーン、得意なところ、不得意なところ、体調、運、様々なものに影響を受けて、今、その瞬間のその人、がいて、それは永遠に続くかは誰にも分からないからです。
だから あの人はああだから、この人はこうだから、と決めつけず、その場は対処法を駆使して乗り切り、あまりその人はこうだ、と決めつけない方がお互い楽に生きられるもの。
だから対処法はあの人はああだからこうしてやる、というちょっと嫌な話、相手をバカにしてするものではないのです。お互い傷つかないように、今、その人の不機嫌を伝染、伝播させないように乗り切っていく知恵だ、と考えてください。
もしあいつはああだからこんな無視でいいんだよ、という人を馬鹿にした態度をとってしまったら、あなたが嫌な人になっちゃうんだからそれはやめましょうよ、ね。