心理療法を受ける意味

 

セラピストとして尊敬する方に河合隼雄さんが居ますが、彼もはっきり言ってます。
ぐるぐる思考の巡回を止める有効な手段は、真ん中で聞いてくれる聴き手が居ること、と。
壁に向かって言っても止まらない、けれど聴き手が居たら、かつ聴き手が真ん中でいる状態を保てたら、クライアントは自ら思考を止め、自ずと回復する、と。これは本当にセッションの中で実感しています。

ただ悲しみに泣く行為も、側から見たら、わたしがただ泣いているクライアントの泣き声を聴いているだけに思えるでしょう。
しかし悲しみの渦中にいてパニック状態が次第に落ち着いてくる。
そうしたら、その悲しみを受け入れ、溺れることはなくなります。自分で自分の悲しみに寄り添えるようになる。そうなって始めて自分はどうするのか、冷静な部分も動き出す。

悲しみは、あなたと共に居ていいのです。あなたの氣がすむその時まで…だって悲しみ=あなたの対象への愛だから。

なぜ 悲しみ はあるのか、そして付き合い方 その1
悲しみは、愛。悲しみに寄り添うと分かるもの。それは あなたの中の愛の大きさ。だって悲しみの深さは、あなたの愛の深さと同じだから。あなたが悲しいのは、それだけ、あなたの中の想いが泣いている。それは あなたの大切な誰かを、何かを、それだけ愛して...
これが本当の心理療法の存在意義であり、真価です。あなたがあなたの心と友だちになること、です。

 

心を忘れ去ろうとするのではなく、
心を押し殺して亡き者にするのではなく、
心に引っ掻き回されてしまうのではなく、

あなたがあなたの心を冷静に、しかし温かな眼差しで、見つめ、触れ、受け入れて、いく作業、それが心理療法です。

このおかあさんのように子ども(あなたの心を見てあげて)
心理療法を受ける意味
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