生き辛さから脱出する為の提案

人間付き合いが苦手な人が誤解してるコト

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それは人との集まりで話さなあかん!ってことだと思う。

意味のあること
受けること
楽しいこと
面白いこと
頭良さげなこと
特になること
徳になること←お坊さん?

を、しかも空きを読んでナイスなタイミングで
盛り上がるようにとか素晴らしい話をしなくてはいけない。
そう思ってませんか?

話さなくて良いですよ。
人づきあいって。


そもそも親和性を高める一番の会話とは以下のようなものです。

「綺麗な夕日ね…」
「ほんと綺麗だなあ」
「ほんとねえ…」
「なあ」

「おいしいね」
「ん、おいしい!」
「ねえ」
「うん」

恋人たちの互いに風景を観たり食べたりしてただお互いに感覚が一致しているのを
確認し合うような会話、この同じような言葉の繰り返しをする
このような会話こそが一番二人の親近感を高めるのだ、と心理実験結果からも出ています。

つまり付き合い始めのうっとりしたハネムーン期、
または円熟した夫婦の会話、
また赤ちゃんや幼児を相手にした親や保育者は
自然とそういった会話をしているものなのです。

「おいちい?」
「ばー(にたあ)」
「おいちいのー」
「うばばばばー(手をあげる)」
「そうなの、おいちいねー、そうなの、よかったねー」
「ばばばばばばば(にこにこにこ)」
顔を向き合ってこんな会話をしていると思います。

ただもちろん会話を知的に愉しむということもとても楽しいですし、議論的な物、知識欲を高めること、ウィットを利かしたパーティトーク、そういうものも時としてあるでしょう。

その様な社会的な場で主役になる人になるためには理路整然と話したり、色々な小話を覚え
さまざまな話術が必要かもしれません。

しかしそうした花形である人なんて、
その場に一人か二人いたらそれでいいじゃないですか、
というよりそれ以上いたら煩いし、主権争いになってしまいかえって場が乱れる。

わたしはそうしたタイプではないですし、そういう人がいたら
どうぞどうぞとその人が話しやすいように相槌を打つ方に回ります。
で、上手い人の話を聴く。
楽しいし、更にその人が気分よく話したら更に楽しく話してくれるので
和やかな場になり万事オッケー。

いけないのは
話もしない
そして話も聞かない、
それはその場に居るけど、心がどっかに飛んでる場合です。

それはつまんないなー、とか嫌だなー、とか
こう言う場苦手だ…緊張してる、とか
何も全く考えてなくて自分の殻に閉じこもってる、とか。

それぞれに色んな理由があるとは思います。
でも理由があるから、そこを治していけばいいんです。

「つまんないなー」や「嫌だなー」

→なぜなのか。メンバーなのか、自分の精神的、体調的なものなのか。
メンバーが要因ならそこに入らない、または回数を減らすなにかを模索すればいいし
自分の体調ならその日は休めばいい。

「緊張する」や「苦手だ」

→自分はこういう場にいると緊張してしまうのだ、ということを認めて行きましょう。

◎)認める、とは、「今、緊張してるんだな」と認めることです。

×)ああ、緊張して手に汗かいてる、もう、やだ、わたし、なんでこうなの。
  ダメダメダメ…(と自己批判)

または、なんでこんな会があるのやだやだやだ…(と外部批判)してしまうのも違います。
なぜなら原因は自分の緊張にあるからです。

緊張を認める、ということはどういうことかと具体的に解説すると、

その状態を味わう、ドキドキしてるんだなー、汗がじわっとでてきたなー
とそれを観てくことです。ドキドキが今は10カウントだけどさっきは12だった、
あ、15になった、ほー。汗もじわっと、あ、手だけじゃなくて脇からもだ。
顔もあったかいなあ、で、手足は冷たくなってきたな。
汗があって寒いからちょっとハンカチをもって汗を吸い取らせよう。

そうか、そうかとひたすら自分を観察することです。

そしてドキドキしても、汗が出ても、真っ赤になっても
あなたが思っているほど周りから見て、それは恥ずかしいことではないです。

ただ誰かに顔が真っ赤だよ、と言われたら

「なんか緊張してるみたい…」と(小声で)言えば、

逆に、あら可愛らしい人、と思われると思います。

それで余裕が出てきたら、周りの人も同じように観察してみる。あの人話してるけど目が笑ってない、あの人の相槌、感じいいなーとかね。

そんな手順なんですが、

ただ、アダルトチルドレンや機能不全な環境下での発育をしてきた人は

心に

わたしは恥ずかしい存在である

自分が存在してはいけない、という心の重しがあります。

だから普通なら「あはは」と笑って流せるレベルのこともとてつもなダメージになって心の傷になってしまいます。

また、誰しもが緊張したら声や膝や手が震えたり動悸がしたり顔が赤くなったり手汗が出たりするものですがそれが過剰に止まらなくなるのは、神経経路が上手く発達してこなかったからです。

それは本当は小さな頃、

「転んだよーうわーん」
「痛かったねーよしよし」

「膝から血だーひどーい」
「そうだねそうだね、道路さん、Aちゃん傷つけた めっ、お母さん怒っといた!」
「うわわーん」
「膝さん痛い痛いねーよしよしよし」

共感し、感情を出すことを許可され、
ゆっくりと落ち着いていくまで伴走してもらう、

こうした体験を繰り返し行うことで育まれることをされなかったからです。
あなたが今でも辛いのはその体験をしてこなかったからです。

でも神経経路も脳(同じく神経回路ですから)心も、
可塑性(変化する力)があるから、やり直し出来るんですよ。
繰り返し、繰り返し、それをしていく。自分をそう肯定していく。
それが心理セッションであり、あなたにしてもらう課題だし、そこで覚えたやり方が
あなたを再度育て直しすることへ繋がるのだから。

年末年始、そしてこれからの春の季節は出会いと別れの季節。
新しい場、苦手な場に行く機会も多いでしょう。

その場で、上記の(→◎)認める、とは、「今、緊張してるんだな」と認めること…)をしてみてください。自分の状態を認めることで改善することもあると思います。

先ずは試してみましょう。

それだけで少しでも楽になるならよかったじゃないですか。

更に是非、何度もしてみてください。

そして最後に繰り返しますが、

面白いこと言わなくちゃ、話さなくっちゃ

ってことはないです。

聞き手も難しいし、聞き手がいなきゃ話者も存在しません。話してくれる人がいるなら喜んでその人の話を聴こうじゃありませんか。

(※愚痴とか悪口の場合は、対応が違うのでこれには該当しません)

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