いつか 心が軽くなる その日まで

科学絵本の大作家、甲斐信枝さん。

甲斐さんの代表作は
雑草のくらしーあき地の五年間」。
その絵本は30年間売れ続けているベストセラーです。
そして85歳になる今も現役で、日がな一日中、近所の道端で雑草のスケッチを続けています。 
そんな彼女の描く雑草たちへの愛あふれた緻密で柔らかい絵は必見です。

また、彼女は人生を楽しむことを知っています。

自分にとっての宝物を発見する眼と、
それを愛でる心を持ってるから。 
これから紹介する絵本はぜひ手に取って読んでもらえたら、と思います。

手元に置いて、なんどもなんども読んでもらえたら、
いつか心が軽くなるその日が来るのだと氣付けると思います。

※ネタバレ注意↓↓

↓ 

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「のげしと おひさま」

みちばたに のげしは さいていました。

のげしはいつも

「かえるさんや ありさんは あるいて すきなところに いけるからいいな」

とおもっていました。

うごけないので ちょうちょさんや てんとうむしさんが 
とても うらやましいのです。

のげしは おひさまに
「わたしも どこかに いきたいな」と 
そうだんしてみました。

おひさまは

「わたしのひかりを いっしょうけんめい すいこんでいれば 
きっと どこかへ いけますよ」といわれました。

のげしは まいにち おひさまのひかりを いっぱいあびましたが
ちっとも うごくことが できませんでした。

さて のげしは どうなったでしょうか。

おひさまに いわれたことも わすれたある日のげしは わたげに なりました。

かえるに みまもられ、わたげに なった のげしは
どこまでも 
どこまでも 
どこまでも 
とんでいきました。




※ ※ ※

Sちゃんへ

あなたもふわふわ、ふわふわ緩んだのなら、あなたの心の赴くまま、
どこまでも、行きなさい、あなたを待ってる人々がいるから。
どこまでも、生きなさい、あなたを愛する人々の為に。

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