かの人は、とても無理をしている、そう、わたしには感じられた。
世界を旅するバイヤーの仕事ぶりを紹介する番組で司会をしていた、その人を見かけた時に思ったことだ。かの人の発言が、
なんといい子ちゃんな優等生そのものだ、と。怖いぐらいに完璧だった。
世界を旅するバイヤーの仕事ぶりを紹介する番組で司会をしていた、その人を見かけた時に思ったことだ。かの人の発言が、
なんといい子ちゃんな優等生そのものだ、と。怖いぐらいに完璧だった。
その番組はわたしの趣味に合うはずなのに、その強烈な違和感で好きになれなかった。
何を、かは、
具体的には知らない、わからない。
が、とても無理はしていた。
その無理が痛々しく感じたのだと思う。
具体的には知らない、わからない。
が、とても無理はしていた。
その無理が痛々しく感じたのだと思う。
かの人は子役出身のイメージがあったから若いはず、が、やたら氣づかいばかりの発言をして若さがないと言うか、彼自身の重力を感じないと言うか、匂いがないと言うか。
存在が透明な感じ。
透明と言うとはかない美しさだけど、
ピーターパンの様にいるのに影がないような不安定な、存在が薄いというか。
存在が透明な感じ。
透明と言うとはかない美しさだけど、
ピーターパンの様にいるのに影がないような不安定な、存在が薄いというか。
三上博史と言う役者がいる。
寺山修司の映画デビューで母が売れない役者さんと言う濃いバックグラウンドを持っている。彼も役が入り込んでしまうタイプだ。自分を抜き、役を入れ、と言うことをするから仕事はセーブしている。掛け持ちは出来ないと言う。
寺山修司の映画デビューで母が売れない役者さんと言う濃いバックグラウンドを持っている。彼も役が入り込んでしまうタイプだ。自分を抜き、役を入れ、と言うことをするから仕事はセーブしている。掛け持ちは出来ないと言う。
そんな彼は中学時代、ふと通学時に海に行きたくなり学校をさぼり海へ行ったそうだ。その離脱する時に通学通勤の人の流れを逆から見て、違和感を感じたらしい。
その後、放浪を繰り返す。
人気が出た後も海外で定期的に放浪して自分を取り戻していると。
しかしそんな彼でも役者を辞めようと思った時代があったらしい。
その後、放浪を繰り返す。
人気が出た後も海外で定期的に放浪して自分を取り戻していると。
しかしそんな彼でも役者を辞めようと思った時代があったらしい。
かの人も、
そういうことか出来ていたならば。
そんな部分が出せていたなら、あるいはひょっとして生き急ぐことはなかったのかと思う。
日常で優等生を、仕事で役を演じて他人になりきれる才能があった分、自分を核を見失なっていたのではないかと思うのだ。
自分を取り戻す時間がなかった。
いや、取り戻したくないから、そうした。
どちからはわからない。
そういうことか出来ていたならば。
そんな部分が出せていたなら、あるいはひょっとして生き急ぐことはなかったのかと思う。
日常で優等生を、仕事で役を演じて他人になりきれる才能があった分、自分を核を見失なっていたのではないかと思うのだ。
自分を取り戻す時間がなかった。
いや、取り戻したくないから、そうした。
どちからはわからない。
それでも、仕事に忙殺されていたから
ここまできた、自分のボロボロさに氣がつかず、いや氣づいてさえ、なお、流されてきた。
が、コロナでテンポが崩れた。
流れている川が止まれば現実と対峙せざるえない。
ここまできた、自分のボロボロさに氣がつかず、いや氣づいてさえ、なお、流されてきた。
が、コロナでテンポが崩れた。
流れている川が止まれば現実と対峙せざるえない。
閉塞感のある世界がより一層縮こまった。しかし実は縮こまるのは伸びる前触れでもある。
これに合わせて伸びる人と圧縮される人とあるだろう。
心も体もゆるんで、とか言うカウンセラーの類や、伸ばしていこう、などと言うヨガや体のトレーナーは間違えている。
凝縮させた遊びの中に伸び率は生まれる。
これに合わせて伸びる人と圧縮される人とあるだろう。
心も体もゆるんで、とか言うカウンセラーの類や、伸ばしていこう、などと言うヨガや体のトレーナーは間違えている。
凝縮させた遊びの中に伸び率は生まれる。
まあいい。
話を戻そう。
話を戻そう。
コロナでそう言う無理が表面化してきた。
いや、その為にあった、と言ってもいい。
そろそろそう言っても良いだろう。
いや、その為にあった、と言ってもいい。
そろそろそう言っても良いだろう。
またあるいは。
わたしの子どもの塾の先生と面談があった。その中の雑談にて最近来た子どもの話になった。コロナで不安定な子どもが増えている、と。
こんな家族がきたのだ、と。
小学校6年、既に公立外の小学校にいっているが、更なるステップアップの為、電車通学しながら塾も週7日。夜は10時過ぎまでの生活をしてきた。が、コロナで全てが止まり一切勉強をしなくなった。オンライン授業すら出ないでゲームのみ。
ぼくはずーっと勉強だけしかしてない。
ぼくのしたいことをこれからは、する。
ぼくのしたいことをこれからは、する。
慌てた両親と子どもで駆け込んできたのだ、と。先生は勉強の前にお子さんとの信頼関係を取り戻してください。話はそれからだ、と。
それは両親をあの人たち、と呼ぶからだ、と。
それは両親をあの人たち、と呼ぶからだ、と。
その子も毎日の忙しさに忙殺され自分の欲求を抑えてきたのが時が止まり立ち止まることで見えてしまったことがあった。
もし、ご両親が氣付け、本当の子ども自身を受け入れて再構築出来るなら、その子も親も自分を取り戻すことが出来るだろう。
もし、ご両親が氣付け、本当の子ども自身を受け入れて再構築出来るなら、その子も親も自分を取り戻すことが出来るだろう。
またあるいは。
人氣子どもYOUTUBERと親御さんをテレビで観た。顔を広く知られているから安全の為に親が行動全てを監視しているそうだ。スマホ見守りなどを含み、常に。
人氣子どもYOUTUBERと親御さんをテレビで観た。顔を広く知られているから安全の為に親が行動全てを監視しているそうだ。スマホ見守りなどを含み、常に。
彼には寄り道を秘密にする自由すら、ない。女の子は自分自ら始めたから良いのだ、と親御さんは言っていた。
が、子ども2人とも話し方、張り付いたような表情が全く同じだった。YOUTUBERとして、人からどう見られるか、が、彼らの一番の関心だから。
わたしには正直不氣味にしか見えなかった。目は、死んでいた。
お金も人氣もあるのだろうけれど、
わたしの子どもか孫ならば辞めさせる。
自分を生きろ、と言うだろう。
わたしには正直不氣味にしか見えなかった。目は、死んでいた。
お金も人氣もあるのだろうけれど、
わたしの子どもか孫ならば辞めさせる。
自分を生きろ、と言うだろう。
子役はかわいそうだ。
大人の期待に応えることが第一。
そうしたら良い子って言ってもらえる。
しかもそれにはお金が付き纏う。
お金は評価に繋がる。
お金には強欲な大人が湧いてでる。
そこからは逃げられない。
そして金額はわかりやすい、評価になる。
受験も同じだ、学校名が評価になる。
周りの評価は得るけど、
自分自身を見失なう。
大人の期待に応えることが第一。
そうしたら良い子って言ってもらえる。
しかもそれにはお金が付き纏う。
お金は評価に繋がる。
お金には強欲な大人が湧いてでる。
そこからは逃げられない。
そして金額はわかりやすい、評価になる。
受験も同じだ、学校名が評価になる。
周りの評価は得るけど、
自分自身を見失なう。
わたしは誰?
わたしは何をしたいの?
わたしの氣持ちは?
わたしは何をしたいの?
わたしの氣持ちは?
わたしがわたしを理解出来ないと
虚しさが生まれる。
それは少しづつ内から蝕んでいく。
そしてそれはカッコ良い見た目、他者からの人氣、恵まれた仕事、すら、埋められない。
虚しさが生まれる。
それは少しづつ内から蝕んでいく。
そしてそれはカッコ良い見た目、他者からの人氣、恵まれた仕事、すら、埋められない。
わたしは子役で幸せな人を見たことがない。あの職業は虐待に値すると思う。
心よりご冥福をお祈りします。
心よりご冥福をお祈りします。
身体の動きはいいなあ。
歌ってる彼、演技の中の彼、は
生きていたのだと思う。
生きていたのだと思う。
