直感を使える人とは

あらたのセッションに関して
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直感を使える人とは基本自分と繋がっている人です。
ズレてしまってる人の直感は直感ではありません。なぜなら直感=自分自身の声、だから、です。

なので直感に従え、感性に従え、これは間違えてはいない。
けれど直感だと思ったもの、が、直感ではない、と言うことが問題なのです。

 


ここにセミナー講師などは理論を持ち込みます。

例えばファーストチェス理論というのがある。「5秒で考えたチェスの一手も、30分考えた一手の86%が同じ」という実証実験の結果、5秒でほぼ選択するべき答えは出ているとする理論。

だから先ず思ったことが直感なのだ、と。
それに従え、と。

そうか、そんな実験結果がある、ちゃんと科学的な裏付けがあるのか、なるほど納得。やってみよう、と説得力が増して納得してしまう。

しかしこれが巷にあるセミナーに参加しても変わらない、良くならない理由です。

そう、全部が間違えている訳ではない。直感に従うことが悪い訳でも、ファーストチェス理論なんて実験結果もある。

 


が、本当に検証すべきは、あなたが感じているもの、それは本当の直感なのか、ってことです(そりゃそうなんですが、これが難しいのです)
いやいや直感はね、最初に浮かんだことだよ!とかそう言う講師は言うでしょうけど。そして体感で感じてみて、と。

 


でもね、その体感もね、自分と繋がってないと正しくは感じられないから同じこと。単純に最初に感じたから、体感もそうかもね、だけでは直感とは言えません。

つまりはマニュアル的なチェック項目では正しいかどうかの判断は出来ません。


わたしはコーチングの講座の一年間アシスタントをしていましたが、本当にいくら言っても、グループごとに練習中に順番に回って一周するともう違うことしてる人多数でしたよ…(そう言う人たち程やたら盛り上がる傾向にありましたな…、で、クライアントの声を間違える人程他人にセッションしたがる…)

その直感が本物かを見分ける方法と練習の方が実証実験の話より大切なのに。
それは大変だからしない。
またはそれを、分からないから、しない。

 


大変なのは自分か自分の軸を取り戻す必要があるから、です。
自分の声を聴けない人は他人の声は聴けません。
自分の声を聴ける人は、自分自身を自分に都合の良い説得を強要しないし(これは親が子にしたように自分で自分に強要してしまう「自己説得」。 これをしてはいけません、自分の本心は聴く、が基本)他人にも自分の意見を押し付ける、または自分の価値観や正義感で相手を裁いたり追い込んだりしません。
つまりは自分の軸がある人=直感を使える人とは、「聴く」=受け入れる(自分も他人も)、が出来る人です。

 


そしてね、更に付け足せば、
この理論、これはチェス上のこと、なんですよ。チェスはプロ棋士なら名誉生活お金全てが一手に絡んできます。
でも、チェスなんです。所詮はゲーム版のルール上のもの。

しかしあなたの人生の選択は違う。
人生に決まったルールはありません。
はるかに複雑で、かつ、人生の勝利(個人の幸い)は人それぞれに違います。
ましてやルールより感情が強く入る。

その選択肢には、より直感よりも思考の損得ノイズやトラウマが関与してしまう。


はっきり言って、わたしが使う心理療法も今の新しい心理療法も、そのノイズにいかに行かせないで、今のあなたを裸にしていくか、というテクニックをあれだこれだと提唱者や創始者によって進化したりアイテムや視点が変わっただけ、と言ってもよいと思います。
つまりはそれぐらい本音と思考の損得判断のものの区別は難しいってこと。

そしてその理解までした施術者からカウンセリングやセッションを受けなければ本音には行き着くのは難しいです。

だからわたしクライアントさんにセッションで声掛けで畳み掛けていく場面があったりするのですが、
それは思考ノイズに行かせない為です。

わたしがサードアイが閉じてるなー、とか軸がズレてるなー、と言う人は
そんな自己説得を常にしていて(思考の言葉は一日で60000回、無意識に言ってますから)
自分自身の見るべきものから目を瞑るか、ズレた人は自分の本心から逃げる為にズラしているんです。
わたしにはそれが体感で伝わってくるので、クライアントさんが何を言うか、を言語的な内容で自分なりの理解し判断して相手を判断して返答する日常会話ではない返しをするからセッションになる、のです。

例えば仮にどんな暴言を吐こうが、酷いことを言おうと、なんて酷い、とか無いんですよ、わたしには。
この人はこう思ってたんだ
それぐらい辛かったんだなあ
そんな辛いことをずっと抱えてきたのは大変だったなあ
やっとそれを認める出来ることが出来たんだなあ

そうするとクライアントさんの軸が通ってくる。だからクライアントさんの軸が通る方に導く。それがセッションです。

 


だからセラピストは思考ノイズの声か、本音か分からないといけない。

また出来るセラピストはそれぞれの個性で、クライアントさんの言葉と、言葉ではない部分を両方観察して、本音が出ている状態かを慎重に見比べながら嗅ぎ分けてクライアントさんを本音に向かわせている筈です。
(だからと言ってわたしのところに来るクライアントさんも本心って時に課題を出したりすると怖いから、とか、そもそも聴くことが苦手な人は聴かなくなります。そうした場合は聴きましょうって注意しますよ、わたしは)

だから本やブログやセミナーでやり方(マニュアル?すぐ出てきたのが直感、とか体感の感じ方の手順)だけを機械的に行い、自分自身のみで分からないままにこれが直感だと思い込んだり、出来ない人にしてもらうことは本当に恐ろしいことになります。

どんどんズレていくので。

 

それは例えたら歪んだ鏡を見ながら化粧をしているようなもの、です。
化粧は落とせますが、心の歪みは物理的に見えない分、余計にやっかいです。心理療法と時間と本人の成長努力がないと正せません。

なお、正す、とは、悪い、と言うことではありません。例えばあなたの心は三角に近い形が望ましいのに四角にしようとする、と言うものです。

正すと言うか本来の形に返す、と言う方が望ましいかもしれません。だから本当の自分に還りましょう、とね。