あんなのちゃんと考えればわかることじゃない、あんな手口に引っかかって。
そんな風に部外者は言ったりしますが。
詐欺やらの手口は知性に訴えかけてはきません。感情を揺さぶるから、つい、うっかり、手口に引っかかる。
依存症も構造は同じ。
依存対象にハマる、
詐欺に引っかかる、
心に隙間や欠乏した穴があるから
そこを引っ掛けられ、ハマる、のだから。
ハマったり、引っかかったりした人が何も考えていなかった訳でもなくて。
心=感情が満たされていない状態だから
つい、
魔の手口の犠牲者になります。
知性より感情の方が偉い訳ではありません。
しかし役割上、パワーが強いので(と言うより感情はエネルギーそのものだから)知性が負けてしまいます。
被害者は考えてるし、わかっているもの。
だから第三者が知性的に論じても被害者の胸には響かないのです。
だって本当の自分自身は誰よりも言われなくても分かってるから。そこを見たくないから、目を逸らす為にそちらに行ってるから。
だから、もし、あなたの大切な人が
何かに依存したりしていたら、先ずは氣持ちに共感してあげてください。
諭したり、やめるよう説得したり、正しい意見を言って追い詰めないで。
硬い硬い殻で覆ってるから、ただ黙って側に居てあげてください。
その人が自ら語り出すまで。
