あらたのセッションに関してセラピスト・カウンセラーの選び方

マニュアル通りのセッション、自分勝手で本質を理解してないカウンセラーとか選んじゃダメよ

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全ての物事はそうですけどね…。


しかし今は”マニュアル”が多い。
海外の人が日本で働きたくない理由の一つにマニュアル重視があるそうです。
ルールや決まりごと、必要です。

しかし日本人はマニュアルがあると
人の氣持ちや状況よりマニュアルの奴隷のような氣がします。
あくまでマニュアルはガイドラインの領域にしないと。


だってマニュアル上司などがして欲しい命令をわかりやすくしたもの、ですよね。
または合理化したモデルケース①、しかし物事は一つの流れだけではない筈。
だからマニュアルの信奉者=心無いロボットを作るようなもの。

またよくある幸せになれる5つの法則、
わかりやすい心の仕組み、
心のカラクリなんかも、実は同じやり方、あくまでガイドラインに過ぎないのに、まるで絶対法則や、これさえやっておけばオッケーなんておかしな話。



日本の茶道、花道、礼儀、武道は
所作を繰り返しすることで鍛錬を重ね、本質へと近づいていくやり方です。
本質とは心と身体、そして魂の軸を重ねていく作業です。何年も何十年もかけて所作を身体で覚えていく中で軸が作られるから無駄な心と肉体の鎧を脱いで、心の解放と自由、そして今、を感じる身=心+魂+身体へと誘う叡智と至る方法です。
それは茶道をしたら、こうなる、と言う現代人が好きな目標が定められたものではなく、心身が整った先に、世界の見え方が変わるかもしれない、というもの。


今、インナーマッスルや体幹を鍛える、が流行っていますが、茶道や日本古来のものはこちらにあたります。
軸を創るもの。

マニュアルや法則や目標達成は、マッチョマンのような外の筋肉を鍛えるものと言えましょう。


ですからネットやSNSの情報やセミナーや書籍で、こうしたら良い、を読み漁ったり受講しても、なんだかズレた人になったり、何も変わらない状況が続くのです。


だって理由⑴
あなた自身は読んだだけ、受講しただけ、
で変化していないから。


だって理由⑵
講師やカウンセラーやヒーラーセラピスト自体がマニュアルの申し子な人が主流だから。本質を理解せずにマニュアル通りしかやれません。
セミナーを作るのに他人のテキストをパクる、あちこちのHOWTO本から引用する、人のなんと多いことか。
そうじゃなきゃこれだけカウンセラーやらコンサルタントやら雨後の筍の様に増殖しないと思いませんか?


よくよく色々な人を見比べてください。
ブログ文章からテキストの中身まで似たようなものばかりな筈です。
確かに心理療法などで似たような話やことには同業種ならなりますが、あまりにそのままだったり、または色々な方のミックスでキメラみたいな方、いますから。

また残念ですが、アシスタント時代、かなり有名ブロガーで高額セッションをしていた方も講座のテキストが配布された段階でフェイスブックに、これさえもらえたら後は面倒だから行かない、とコメントされ来なくなったり、他にもテキストそのままを自分が開発した、と言う方々を何人も見受けました。


じゃあどんな点を見極めていけばいいのよって話で。


効果を出してきたセラピストは大体共通して、
必ず自分のやり方そのままの真似をしてはいけない、本質的な話をするから、そこを理解して自分の血肉にしてから自分なりの味を出しなさい。

ただし、本質からズレてはいけない。
肝心なところはセラピスト自身へ必ず跳ね返るから、常に自分の心と向き合うこと。

共に成長し合うこと。
(書籍の後書きなどのこぼれ話で、その人の振り返る様子などが書かれた部分が わたしは大好きです。その人らしいエピソードで暖かみがある話だから。)


というニュアンスのことを残しています。

つまりマニュアルはあくまでもガイドラインにしかならんよ、あんた自身個性に合わせた方法を見いだしなさいってことです。


カールロジャースは、
そう主張したにもかかわらず、
勝手にロジャースは おうむ返しの技法、傾聴の技法、などとマニュアル化され、まとめられ、

その人たちから逆にロジャース自身が傾聴できてないじゃないか、繰り返してりゃいいんだろ、的な批判を受けいたく傷ついた、と池見教授から教えて頂きました。

実際、大学の心理学部では傾聴はそのまま教えられているのが現状です。前に流行った?アドラーも日本では劣等感を重要視した人、で実は終わりです。
(日本の大学はアップデートが苦手な印象があります。最初作った教科書から変えない…)


ですから臨床心理士などに相談しても傾聴に、フロイト的な分析に終始する傾向にある。会社の人間関係で進退窮まって相談してるのにインティーク(最初に家庭環境などを聞き取るカルテ作りの面会)で聞いた過去の親子関係の話ばかりで終わってしまう。

池見さんは臨床心理士ですが、フォーカシング(心理療法の一つ)の日本では第一人者(創始者のジェンドリンに直接教わった)ですから、フロイト精神分析系が主流の臨床心理士に らちがあかず、池見さんのところに来る人がいる、と話しておりました。


だって

悩んでいるあなた、は 今、 を変えたいのではないでしょうか。
あなたは、今、困ってませんか?
あなたは、今、生きづらいのでしょう?
今、つらい。この今、の苦しみを和らげたい。

でしょう?


けれど原因分析の臨床心理士やカウンセラーやセラピストは過去を観てる。

お母さんと…
お父さんと…

だから?


あなたは 今、 を生きて、
未来を瞬時瞬時に向かっている。

過去の原因を解き明かしたとして、
今、これからどうしていきたいか、
が大切なのではないのか。


もちろん深いトラウマが過去にある場合はそれも含めて、ですが、今、が入っていないと。それを出来る人を選ばないと。
心の地図、潜在意識の成り立ちにルールはありますから。

あと正直、
セラピスト自身の素質は大切です。

その分野での本質をつかめる、と言うことが素質がある、と言うこと。
それがないと結局迷ってマニュアルか、誰かに頼るから。それは あらぬ方向へ結論付けをしてしまうことになる。

それはどの分野にも言えることで。


わたしだって金融やらなんですか法律やらアパレルやらしっかりルールを守ってやる事務やら機械いじりやら車の運転では同じです。

素質、ないですから…


でも誰しも素質がある分野に行けば、
その分野の本質を捉えやすくなる。
だから、それぞれの道に行け、と。
それこそが自分に還る、
あるがままの自分の道だと。


具体的に言いましょうか。

昔、わたしが養成講座において初めて心理療法を練習しろ、と言われた時の氣持ちは今も覚えています。


えー、正直、めんどいなー
こんなのやる意味あるのか、
変なことに来てしまった…
こんなこと、わたしには出来ないだろう

でした。



ところが最初から出来た。

そして、ああ、これは知ってる、という
強烈な馴染みの感覚を感じました。
わたしは、この世界を知っている、と。
もちろん その時のワークは かなり荒削りで、もちろん大変つたなく、幼いものでしたが。

そしてその時、練習でクライアント役の人の涙が、今まで わたしが知っていた涙と違って、とても綺麗な特別な涙だとびっくりしたことを覚えています。

あの頃わたしはカウンセラーやセラピストになる氣は全く微塵もなかったので、今、こうしているのは、あの涙で心を洗い、人生をやり直したい誰かが、
わたしを待ってるからだ、と
感じているからだと思います。



しかし正直、養成講座で周りを見ると大半が出来ない人だらけでした…。素質的に。
(続く他の養成講座でも…)


でもねぇ、大体の養成講座なんてどこも現実はそんなんでそのまま講座は進みコース終了。で、あなたは終了したからカウンセラー始めてどうぞ、なんです。
(アシスタント時代はどうにかしようと、受講生に、かなりメールやらなにやらで様々な人にフォローしまくりましたが関係なかったですね…本人に素質と鍛錬がないと無理)

出来ない人は出来ないまま、酷い人は出来た、と勘違いしたまま商売を始めます…。
恐ろしいことに。
(※ただし最近参加した養成講座ではありませんが心理のワークショップで公開セッション含むちゃんとした講師の方ものでは、皆さん初心者含み、出来ている率は高かったです。選ぶ場所、選ぶ講師が適切であることがもっとも重要かと思います)



それにSNS的な講師やヒーラーやカウンセラーはなんですかね、

アイドルになりたいのね、
人から褒められたいのね、
ちやほやされたいのね、
先生、〇〇ちゃん!って感謝されたいのね、

と言う人が多い。


またそういう人を選ぶ人は、
同じようになりたいから、ミイラ取りがミイラになるようにカウンセリング受けた後、カウンセラー養成講座に行くよね…。
その人がまた客になり、また客がカウンセラーになり…そのループは続き…。

まあ、それがセミナージプシーというか、資格取得ジプシーの実情です。
同期やら先輩やら後輩やら そんな人いっぱいですわ。

だってセミナー通った、とか、
肩書き変えた、とか施術者本人のことやたら書いてる方いませんか?


わたしが思うところを書きますね。

はっきり言って
悩んでいた頃のわたしなら、

あなたの肩書きなんかどうでもいい、
わたしをこのマイナスのループから抜け出す手伝いを出来るか出来ないか知りたい。自撮りも、あなたの贅沢三昧も関心はない、

そう思うと思います。



カウンセラーや
セラピストを選ぶならば、

あなたを見てくれ、
対峙してくれる人を選んでください。


自分、自分、自分、のカウンセラーはね、そんな自分を見て欲しくて、
そんな自分を褒めて欲しくて、
そんな自分を認めて欲しくて、
そんな自分を愛して欲しくて、

してるのだから。


つまり、あなたを見てはいない、のです。

つまり癒されていない人、なんです。

癒されてない人は潜在意識のセッションは絶対に出来ません。
これはマニュアルではなく、潜在意識のルールですから仕方ない、事実です。

 
 
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