心理療法について 思ったことをつらつらと。
心理療法のイメージワークも受けるクライアントさんにより表現も、内容も、根本の悩みや傷も本当に千差万別です。
王道的な表現の流れもあれば、
(お母さんに言いたかった言葉が出た、 寂しがっていた自分に会えた、とか)
まったく違う表現の流れもあるわけです。
それはそれぞれの個性であり、豊かな多様性のあらわれで素晴らしいことなのに、
これが癒しだ!!的なショーパフォーマンスになって中身がない
お涙頂戴ショーを見たり聞いたりブログで読んだりして、 それと同じような展開にならないから、と、苦手意識を持ってしまう方がいます。
カウンセラーやセラピストが診断と共感と誘導が下手な為にワークへと至らなかったのに、
”わたしはイメージワークが苦手です・・・”
と苦手意識を持ってしまうクライアントさんがいて困ったなあ、と。
上手く行っているのに皆んなと違うからと違うんだ、不安になってしまったり…
これは本当業界?の悪いところとすら言えます。
そもそも心理療法を出来てない人自体が講師となって養成講座を開いていたりして、
パフォーマンスで注目を浴びた人が(例えばパワーブロガー)が言っているから正しい、という風潮にも問題があるかもしれません。
わたしはクライアントさんの言語も勿論観察していますが、
身体、感情エネルギーや軸の状態と言う潜在意識の動きを、共鳴することで、クライアントさんより先にクライアントさんの状態を把握していきます。
クライアントさんが泣く前に涙が流れるし、胸が焼け付くような痛み、苦しみをセッション前や、その人がブログを読んでいる時ですら感じる場合もある。(千差万別です、ハイ)
だから上っ面の言葉や、思考の声に惑わされません。
泣こうが、
いや、泣かなくても、
具体的な言葉が出なくても、 そんな瑣末なことで判断はしないです。
また、本人が”ない”と隠しても、わたしは見逃がしません。
そもそも”言えたら癒える”って、
申し訳ないですが言語は所詮インデックスにすぎません。
そして言語は嘘もつけます。
そもそも画像のデータとテキストのデータ、どちらが重いですか?
圧倒的に画像です。
もちろん言語は言語で勿論素晴らしいし、そもそも働きが違うので否定をしている訳ではありません。が、変化をもたらす部分のエネルギー量を考えてください。
顕在意識は3%から5%、潜在意識は95%以上なのだから。
つまり潜在意識の流れを変えたこと、をクライアントさんが言語することでより深く自分を把握すること、ならば癒えるきっかけになります。(フォーカシングを始めとした心身療法は、これを体系化した療法です)
だから言語が先、ではないんです。
そしてクライアントさん自身が言語化出来る相談内容は表面的なものですから、その相談内容をより深く、クライアントさん自身が氣づいてない場所へ移行しない限り本当の癒しはおこりません。
つまり深い潜在意識にアプローチしない浅い言語だけのやり取り何か憶測された言葉を発したとしても、それは上っ面の言葉遊びでしかありません。
心屋さんやら、パフォーマンス的な形だけのカウンセリングではこの場合が多いです。
(フロイトの精神分析のやり方は言語を使って誘導し潜在意識を浮かび上がらせるやり方ですが、それは毎週セッションを重ね、6年や8年の時間がかかります。)
