体から変容を促すアプローチの提案

日本人が培ってきた身体とサードアイの関係性 その1

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先月、皇室に献上された100年前の日用品等の数々が展示された、とのことで、見てきました。

こちらのブロガーさんが詳しく説明されていますので
ご覧ください→こちら
 
当時の職人の最高峰が力と技を込めた本物のパワーたるやとんでもない光を放っていました。
 
漆職人の現在の人間国宝、室瀬和美さんが、
“これは生粋の職人が個を超えた力を発揮された”
と言い表していました。
 
日本では最初、理屈もなく手習いをさせられ所作から(身体から)様々な物事、文化を伝承させてきました。先ずは所作、そしてカタ。繰り返し繰り返し身体に覚え込ませる。
(これは脳科学からみると右脳の訓練になります)
 
 
基本が身体に染み付いたらゆとりが生まれます。
そこから、そのゆとりの中に自分自身の色を出していく。
その色が、その人の持ち味であり、個性。
 
それにね、理屈理論の言葉で伝承すると解釈が変わってきてしまうんです。つまりはズレる。
身体もズレるけど(だから職人の子は職人に、体つきが生活習慣+思考+遺伝子で似てる確率が高いから、代々職を継いできたのだと思います←効率が良い)、言葉はもっとズレやすい。だから文字を持たない文化は文字を持つ知力がなかったのではなくて、それを恐れてあえて持たなかった、という方が正しいと思います。今、文字を持ってわたしは本が好きですからそこはありがたいけど、幸福度が文明的に上がったか、という観点から考えたらどうだろう、違う感じがしませんか。
 
それはそうと話を戻しましょう。
 
しかしそれで終わりではなくいわゆる究極の技、はその個を超えた先、
エゴなき、神技、です。
 
それが室瀬和美さんのおっしゃる個(自我)を超えた作品だと。
 
 
 
 
ですので集められた日用品から調度品
全てがゼロポイントからエネルギーを降ろしていてその場に居るだけでクラクラしました。(正直こんなものに囲まれて暮らしていたら天皇家の人は大変だ、と思いました。よく似非スピの人はこんなに素晴らしいエネルギー、高いエネルギーなどと言ってありがたがりますが、自分がしっかりしてないと負けますし、大きい場に居ることは大変な重責でもありますよ。)
 
あまりに強くて大量なエネルギーにより酔いをする始末。
 
神社の方々、仏閣様々な尊いものを祀る方々は心身ともに鍛えないと
やられてしまうこと、またそうしたものは日頃は奥深くに閉ざされている(秘仏とかね)理由がわかりました・・・。そうそう公開するもの、ではないのです。大きいエネルギー、ということは扱い注意、なのです。良いエネルギーでもあまりに真っ直ぐで強い光は覚悟がない人が側に居ると危ないです。
 
また、今の身体能力の日本人ではもうあの技は出せないな
と思いました。今は便利で、日常での身体の動かす場所も限られている。
 

なぜなら、その身体、精神を作り上げてきた文化を戦争で失ったからです。戦争で怖いこと、とは命を奪われ、国土を汚されることは勿論ですが人間において一番厄介なのは価値観、伝統継承が途絶えることです。伝える役である父の戦死だけでなく、勝った側から新しい食文化、価値観

言語(言語はその文化の思想の反映だからです)の破壊は、ある意味、その社会と民族の”魂の死”。
 
たかが、食文化と思われるかもしれませんが
 
ネイティブアメリカンの例でお話しましょうか。
フライドブレッド、というラードで揚げ、タコスミールをふんだんに乗せたものがまるでネイティブ伝統の食事だ、とされていますが、これはアメリカ合衆国、ネイティブに差別の嵐と文化のはく奪、へき地への囲い込み後のこと。
 
 
これを食べているネイティブはほとんどがオーバーウェイトです。
かつてナバホ族が大地と共に暮らした勇敢な勇者たちの身体の方はいません。
身体だけではなく、顔つき(=精神性)も全く違います。
 
こんな例はミクロネシアの国々に至るまで見られます。 
そう、日本も同じですよ。そもそも戦後のアメリカ戦略(アメリカは実は偉大な農業大国です。今衰退し始めていますが昔は農業が大きかった)小麦粉や牛肉を輸出する場にしたい(儲けたい)、あとお米を食べ、精神教育をするとまた自国民を鍛えて戦争をまた起こしかねないという封じ込めの為に教育と食文化の改革をどの国でも行った経済戦略の結果です。
 
国民トータルで摂取カロリーを見ると低いですが年齢別に見ると若い世代ではアメリカよりもカロリーが高い統計も出ています。
(つまりメタボ化の低年齢化が進んでいる)
 
着物の着方も現代とは違います。ゆったりと身体に合わせて着物をまとうので、本来の着方であれば着物は楽な服装なのです。
重心も違う。

昔の方が丹田に力が入り肩から力が抜ける重心を作り上げる身体をしていたことがわかります。

が、更に90年代中ごろから一部の整体師が胸の部分が詰まる身体が増えた(「ムカつく」という言葉が一般化した頃)と言っていました。
また更に2010年以降はスマホの一般化により、撒き肩ストレートネックが増えたため、更に猫背の体制となっているはずです。猫背は百会(頭の頭頂部)から松果体で受け取るエネルギーを
逃す身体付きです。
肉類をあまり食べていませんが、筋肉も隆々とあり、バランス感覚も。
(ただし何をしているのか・・・)
こちらは飛脚。ドイツ人の医者がお肉を食べさせたら大阪にたどり着けなかったという実験をしたのは有名ですね
また話があちゃらこちゃらにまいりました。
 
身体とは、結構重要なんです。いや、とても重要。
では次回、サードアイとの関係についてその2に続く…
日本人が培ってきた身体とサードアイの関係性 その2
その1はこちら 今年、洋服で抜け、が流行りましたが昔の着物すがたは抜け満載です。襟だけでなく、どこを抜くかで粋が表現されていたというか。今は服を変えることで自分を主張しますが、そんなに服の持ち合わせがない、というだけでなく、着物は主体が...
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