【青は心を慰める色】 本当に辛い時は空と海を見よう

子どもにねだられ
先月末、美術館「ミュシャ展」で
映画「モアナと伝説の海」と
一日過ごしました。

アールヌーヴォーのミュシャだけならば、
美術館までは行かなかったかと思います。

ミュシャと言えば踊り子のポスター
そしてヒヤシンス姫のような
柔らかい花の化身の様な絵しか知りませんでした。

↓こんなの。(いや大変、綺麗ですが)

でも、このスラブ叙事詩の絵を知り、
どうしても、見たかった。

ポスターのスラブ叙事詩は
人混みの向こうに、
そして想像以上に大きくて、
それはすごくて、
キャッチコピーの
「たどり着いたのは、故郷への想い」
が胸に響いて。
人知れず、涙が溢れました。

 
モアナも、とても良かった。
早く終わってしまって残念。
同時上演のインナーワールドは
サラリーマン必見の作品だったしね。

伝説の女神様を助ける為に
海に選ばれた者として旅立つモアナ。
親からいらないと生まれたばかりの
赤ん坊で捨てられ、それを不憫に思った
神からの贈り物を持つことで半身の神になったマウイ。
(しかし世界の神話にそうした神は多いですね。
面白い!!←美術と人類学専攻なもので…)
 
最初、モアナは海に選ばれたから
使命を果たすと言い
マウイは神からの贈り物があるから
マウイだと言っています。

それが、最後は
それぞれの心の葛藤を手放して

わたしはわたし(モアナ)だから
使命を果たす、故に海が援助する

マウイは神の贈り物がない
ただの裸のマウイで、既にマウイである

と他者へ求めていた承認を
自分自身に取り戻し、
自己承認に至るお話でした。
 
監督は故に、モアナは今までの
プリンセスではなくヒーローなんだ、
と表現してますね。
 
あと、先祖の人々がモアナを導くシーンで
「今いる場所を知っている、
だから行くべき道がわかる。
故に自分が何者か知っている」
という歌詞があります。
そう、今、自分がいる場所を自覚するって
とても大切なこと。
結構ここを忘れがちな人が多いです。
 
※※※

色といえば
わたしは緑が好きです。

でも青は格別な色。

小説や歌や、詩の中で
人生の辛さ以上の
無慈悲な戦争や、国家の弾圧と言う
個人ではあがらいきれない疲弊した心の
究極の時、ふと人が氣が付くのは

海や空のだけだから。
 
自然の葉の緑などには
満ち足りた氣分の時にしか
目にはいらないから。

それは魂の故郷の宇宙の紺碧の色から
きているのかもしれないね。

ミシャのスラブ叙事詩の絶望の中の救いの空の蒼。
モアナの輝くような海と空の碧い世界。

一日中、青に囲まれた日でした。

本当に、青をたどって
たどり着いたのは、
”故郷への想い”

なかなか意義深い休日。

 
 
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