生きる、そして命について自分自身を好きになる為の提案

反抗期、中年の危機、老齢期は、過去と対峙するチャンスの時でもある

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今、親の介護をしてるのですが、一言、政府は何を考えているのか。
IT活用の意味のなさ、とそれに伴うマイナンバーの意味のなさ、本当どうしようもない。
介護だけでなく行政の手続きすべてにおいてそうだけど免許を一緒にするとか、そんなのどうでもええがな。

本当インドのシステムと台湾のシステムを見習ってくれ。と言うのも本当ITをなにも分かってない人間が利権の縄張りで勝手しているからです(# ゚Д゚)
わたしが言わなくても皆さんそう思ってらっしゃるとは思いますが。

単身の人間が一人で介護に入った時にどうやって介護保険の活用をするのでしょうか。契約の面倒、煩雑さ、無理ですがな。本人がやるの??そもそもそんな判断力とプロデュース力と書類対応や会計管理ができるなら、その人に介護なんか必要ないやんけ(# ゚Д゚)


台湾は一枚のスイカのようなもので、地下鉄からバスからレンタサイクルまで交通系すべてを新しくアプリなんていれないで出来ます。インドは識字率がまだ低いため瞳紋登録で一回したら無駄な暗証番号とかないんですわ。瞳紋認証の機械の餅は混み出来る端末で認証したらシステムがログイン出来て活用出来る。寝たきりの人でも字が書けない人も家まで来て手続きすることも可能な訳です。それで全て個人口座にまでつながっているのですが、すべての窓口がその一つで電子マネーの支払いから行政手続きまで完結するのですよ。あとこのカスタマイズ可能なシステムを他国に売って国益化している、賢い。

日本だって例えば、ケアマネが立ち会って介護プランが出来たらそこにマイナンバーを書き込んだらすべての手続きが完了して自動引き落とし(その為にケアマネ立ち合いのもとのみ。とか)になるならとマイナンバーの意味もありますわ。しかし現実はあっちゃこっちゃの業者がと契約して、支払い方法もばらばら、それぞれに契約書を交わして管理していくことになります(ケアマネが管理してくれるわけではない)しかもヘルパー報酬の減額から仕事内容のマニュアル化、意味がわかりません。
あまりにお粗末な日本についヒートアップして書いてしまいました…。

さて、本題に入ります。
タイトルに戻りますが、幼少期に適正な育成を受けられなかった子どもは反抗期で取り戻そうとします。それは、例えば必要以上に圧縮されたクッションが手を離したら元の形に戻ろうとするように、爆発するのです。もちろん自我の芽生えである2、3歳、自立の始まりの15歳、という側面もあるのですが、要はそこは大変化の時期なので、一緒にやってしまいましょう!という力が働くのです。

例えが適切か分かりませんが、引っ越しを機に断捨離もしてしまおう!という感じでしょうか。

中高年の危機は今まで若さのエネルギーで無理を押さえつけたり我慢して乗り越えてきたものがなくなることで現実と向き合って折り合いをつける時期。
老齢期は今まで感情のコントロールをしてきた前頭前野が(というかすべての機能が衰えだしていく時期、つまり成長の変化は獲得の時期ですが、老齢期の変化は喪失の変化です)衰え、コントロールが効かない子どもに還っていくということになります。

ですが反抗期である時期に、反抗期が激しすぎた、とか反抗期がなかった、引きこもってしまった、
また次に表面化する中年の危機に、いきなりこれからはわたしらしく生きる、好きなことをして生きる、などと宣言して詐欺スピ、自己啓発、宗教、異常な推し活動、で自己を見失うってみたり(エセ心理に自己啓発で自分を更に見失っていく、というのは本当に皮肉)、
定年後、クレーマー化、怒れる老人になってみたりする、というのは、それぞれに適切な発育過程を経て通過儀礼をしてこなかったのが、そこでついに爆発してしまった姿なのです。

適切な成長を繰り返してきた人は、孔子曰く、
十五歳を志学(しがく)、三十歳を而立(じりつ)、四十歳を不惑(ふわく)、五十歳を知命(ちめい)、六十歳を耳順(じじゅん)、七十歳に従心(じゅうしん)

なので、中年を例にすれば、本来ならば迷わない、つまり落ち着いていて相談に乗ってくれるような安定した中年像へと成熟していく歳になることもできた訳です。しかし今はここでバランスを崩している人が怪しげなコミニティのカモになりがちだったりします。いや中高年は大変ですよね、子育てに自分の老化に親の介護にどどーんと来ますから。
しかしここもなんとか押さえつけて生きていく人が最後に爆発するのが老齢期です。
判断知性が低下し、足腰が弱っていくのか、内臓が弱るのか、病気なのか、、その過程における行動態度に現れるということです。得ていくこと、に比べ、失っていくこと、はとても大変なことです。
得ていくことは苦労もしますが喜びがある、しかし失うことは喪失感と苦しみが伴います。

わたしは人生とはそうしたことを涙を流しながらも受け入れていくだけの心の成長をした人が人生の成功者だと言えると思います。つまり、生きる(=死ぬ)、とは、きちんと時期時期にやるべきこと、をしないで逃げられる人はいない、ということです。どこかで帳尻合わせをすることになる。
それが自分の人生に責任をとる、と言うことだと思います。



ただし同時に言いたいことがあります。
責任から逃げられないということは自分で、あれ、と気づいた時に人は適切な成長の道へと戻ることが出来る、ということです。それがやりやすくなるのが反抗期や中年の危機やらなのです。やり直しの機会を人は自然と組み込んでいる訳です。

幼少期に構ってもらえず淋しかった、のか
要求したことと違うことしか与えられなかったからあきらめた、のか
反抗期に自分が本当に望んでいた好き嫌いや、道を自分の心と対峙して考え、それに向かってたとえ失敗したとしても挑戦する自由が与えられていたのか、
中高年になって、もし、生きてきたことが、何か違っていたのなら、本当に望んでいた生き方、
共に生きる人、そして考え方、は自分の心と一致していたのか、

自分の心と向き合うことです。
そこに何があるのか、それ、と、一致することが、自己実現であり、
自分自身に還るということで。それ以外でもそれ以下でもないのです。

「十五歳を志学(しがく)、三十歳を而立(じりつ)、四十歳を不惑(ふわく)、五十歳を知命(ちめい)、六十歳を耳順(じじゅん)、七十歳に従心(じゅうしん)」

とは、
若き頃に、自分の純粋な好奇心と共に、目指す道に入り、学んだものを自分のものにした結果、
後輩を育てることを通した先に、肩の力が抜けて、ああ、この為にわたしは今までこの道を歩んできたのだ、と確信し満足し、これからは若き人たちの意見に耳を傾けよう、最後はそうか、そうなんだね、と従ってすべてを赦す心持になる

という心の成長過程を経て、天へと還っていく、ことが自分の道を歩んだ、と後悔なく誇りを持って生きること(死を含む)ことなのです。
学んだ、とは学歴や偏差値で表すことは出来ません。学ぶとは業績や会社名、給料で表すことは出来ません。後輩は子どもに礼儀を教えること、バイト先で困った人に大丈夫?と適切に声をかけること、も含みます。満足とは一角の何者か、になることではなく、わたしはここに幸福を見出すことが出来る人間なのだ、と自分を知っている、ということです。自分を知り尽くすから、その後、若い人の声に耳を傾ける心の余裕が生まれるのです。これが自己実現の道です。
自分の描いた具体的な夢、売上はこれぐらいで、こんな家に住んで、こんな人と夫婦になる、とか、そうした具体的な事例を実現するもの、ではないのです。

例えば、顔立ちが美しいかどうか、は好みも含み、差があるのだと思います。
しかし顔は自分で育てるものだとも言えるのです。
善い顔だな、と、穏やかな顔だな、となっていくのは
その人の生きてきた履歴書と同じことだと思うのです。
それこそ生き様、と言えないでしょうか。わたしも善い顔なぞとは言えない道中です。
共に自分なりの顔を作っていきましょうよ、迷いながらでいいから、自分なりの顔、を作っていけばいいのだと思います。
また作り笑いでは作れない皺、顔のリラックスさがあるのです。ここで身体と繋がってくるのですが顔を構成する筋肉や神経は自律神経も二経路通っていたり、背中の反射区も含んでおり(というか身体は全部繋がっていますからね)心からの笑顔の回数が多い方が背中のコリもないしみぞおちもリラックスできているし、腸内環境も頭の中の蝶骸骨も自由に、そうすると内臓もゆったりと、と筋膜から神経などを経て身体も好い流れになっていくのです。
笑ったら病気が治るとかっていうのは精神論だけではないのです。そして心技体、なんです、流れは。
なので本心と対峙する、平たく言えば本当のわたしの好き嫌いはなんだろう、何が一番自分の心が求めているのだろう、=心
そして正しい社会性を身に着けて行く。人と付き合うってどうするのだろう、わたしには何が言いすぎたり、逆にちゃんと言えなかったりしてるんだろう?無理して笑ってみたりするけど本当はちゃんと冷静に怒る部分だったり、逆にここは大人になって我慢する部分ではないんだろうか、と人と付き合う社会性を生んでいくのが=技
そしてリラックスして生きてこなかったガチガチの身体を解放してあげるべく体操をしたり、柔軟体操をしたりしていく=体

これが生きずらい人が自分を獲得してく為の心技体と言えます。
上にも書きましたが、わたしもその道半ばです。一生かけて作ってく自分の顔が生きた証です。
共にやっていきましょう、あなたらしい顔を作っていきましょう。
それがあなたらしい輝きであり、美しさだと思いますよ。

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